地域分析熱田区

区内には、熱田神宮を始め断夫山古墳や白鳥古墳、また、江戸時代に街道一の賑わいをみせたといわれる宿場の面影を残す七里の渡し船着き場跡(宮の渡し公園内)など、歴史的文化遺産が数多く点在しています。デザイン都市名古屋のシンボルともいえる名古屋国際会議場は、日本最大級のコンベンション施設として平成6年に全館オープンしました。現在、国際交流の場として、国際会議・式典・コンサートなどに広く利用されています。一方、日比野地区の市街地再開発事業や金山駅前地区の総合整備事業が進められています。また、国際会議場や白鳥庭園に隣接して流れる堀川は、マイタウン・マイリバー事業として散策路や船着場などの水辺整備が着々と進められています。歴史と文化のまち、熱田区にも新たな息吹が感じられ、利便性と快適性に優れたうるおいとやすらぎのある区として、ますますの発展が期待されています。

熱田区の歴史

第12代景行天皇の時代、日本武尊が東国平定の帰路に尾張へ滞在した際に、尾張国造乎止与命(おとよのみこと)の娘・宮簀媛命と結婚し、草薙剣を妃の手元へ留め置きました。日本武尊が伊勢国能褒野(のぼの)で亡くなると、宮簀媛命は熱田に社地を定め、剣を奉斎鎮守したのが始まりと言われています。
三種の神器のひとつ「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」は熱田神宮に置かれているとされ、伊勢神宮に次いで権威ある神社として栄えることとなりました。かつて東海道随一の宿場町として繁栄したことはもとより、美濃路・佐屋街道をつなぐ交通の要衝としても、また堀川を利用した物流の拠点としても、大変重要な役割を果たしたまちでした。
草薙神剣を祭る熱田神宮をはじめ、「熱田百ヶ寺」とも言われる多くの社寺仏閣や、多くの史跡がある古い歴史と特色を持ったまちでもあります。
名古屋市の区制施行に際し南区として発足し、旧愛知郡熱田町の地域を中心に1937年に熱田区が分割され、1944年に一部が瑞穂区に編入され現在の区域となりました。

区民の声

熱田神宮を始めとする歴史的文化遺産が点在しており、観光客を呼び込んでいます。

最近では、高層マンションの建築やイオンモールなどの商業施設のオープン、交通網の整備などによって変わりつつある区です。

熱田区の中でも金山駅周辺は、アスナル金山(中区)を始めとして再開発が進んでおり、にぎやかです。

人口・住宅平均地価

主要施設

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