地域分析南区

北区は、名古屋市の南部に位置しており、7番目に大きい区です。
国道一号線を境に、東側が笠寺台地とよばれる丘陵地で、西側は山崎川、天白川に沿った平坦な地形で、海抜ゼロメートル地帯も少なくない。
古代、区の東部の笠寺台地は松炬島と呼ばれる島で、中西部および天白川沿岸はあゆち潟とよばれる干潟であったので、海産業が盛んで中世からは前浜塩と呼ばれる製塩業が行われていたが、明治時代からは海苔や魚の養殖が盛んになり、愛知海苔(あゆち海苔)の中心生産地となる。その後、鉄鋼・金属・機械・化学などの工業地帯が発展し、長く三菱関連の企業により区の経済は支えられたが、2000年の三菱自動車工業大江工場が閉鎖された後は人口も減少している。
区の北側の瑞穂区に隣接する位置には「新瑞」を中心に商業が発展していて、笠寺観音の門前町や、柴田駅周辺にはネオン街もある。さらに区の中心部には国内有数の規模の「日本ガイシスポーツプラザ」がありスポーツ競技やコンサート、イベントなどが開催できる会場もあり、歴史・文化の調和のとれた快適なまりづくりが進められている。

南区の歴史

縄文・弥生時代は大部分が海で、「あゆち潟」と呼ばれていました。東部の笠寺台地は古代から開けており、縄文・弥生・古墳時代の遺跡も多く残っています。
土器などの遺物も多数発掘されており、それらの多くは「見晴台考古資料館」に保管・展示されています。
また、旧東海道沿いには、尾張四観音の一つである「笠寺観音」や、市内に唯一現存している「笠寺一里塚」などがあり、南区の歴史を伝えています。

区民の声

古いくからある町で昔から残る笠寺観音はシニア層に人気のある名所である。

工場地帯ではあるが、意外にも松下由樹やカリナが出身の区でもある。

三菱自動車大江工場が閉鎖後は人口に伸びがないが、世代交代の兆しが見え始めている。

人口・住宅平均地価

主要施設

  • 観光
  • 経済