地域分析港区
港区は、名古屋市南西部に位置し、中部圏の海の玄関であり、また、日本を代表する国際貿易港である名古屋港を擁した工業地域である一方、南陽地区を中心に農業振興地域が広がる米作地域でもあります。名古屋市の区では最大の面積です。
区全域は、海抜ゼロメートル地帯が多い平野部で、区南部は名古屋港に所属する埠頭が占め、名古屋市で唯一伊勢湾に面しています。
道路は、区の交通の動脈である国道23号と伊勢湾岸自動車道が横断しており、鉄道は、名古屋市営地下鉄名港線が区の東部を縦断し、名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線(あおなみ線)と、現在はあまり使われていないJR貨物東海道本線の貨物支線(名古屋港線)が区の中域を縦断しているほか、南東部には名古屋鉄道築港線が僅か1区間ながら横断しています。
ガーデンふ頭を中心にウォーターフロントを生かしたまちづくりが着々と進められ、南極をテーマにした名古屋港水族館、海洋博物館を備えたポートビルなどは、市民に親しまれる海洋文化・レクリエーションの拠点となっています。
また、名古屋港を横断する伊勢湾岸自動車道が平成10年3月に開通し、夜間美しくライトアップされた名港トリトン(名港三大橋)は新しい港のシンボルとなっています。
そして、区の西部には、日光川公園に国内最大級のプールとしてサンビーチ日光川、花と水と自然を取り入れた施設として農業文化園、戸田川縁地にはバーベキューガーデンや、とだがわこどもランドも整備され、新たな港区の一面を見せています。
港区の歴史
港区がある地域は、江戸時代まではすべての区域が海でした。
江戸初期の新田開発と明治末期から昭和中期にかけての埋め立てによって、現在の区域が成り立っています。
そして、1907年に新田開発から発足した小碓村が名古屋市に編入し、区制が施行されたときは南区となっていました。
1937年に10区制が施行されると港区が誕生し、1955年の南陽町を編入した他、埋め立てと開発が進み、区域を広げていきました。
1959年の伊勢湾台風襲来で、全域が大きな被害受け、復興に時間がかかりましたが、名古屋港の整備によってポートビルや名古屋港水族館、シートレインランドなどが建設され、一躍名古屋の観光スポットとして脚光を浴びるようになりました。
区民の声
レゴランドや名古屋港水族館など、若者が多く集まるスポットが多いです。
庄内川、新川、日光川など多くの河川が伊勢湾に注ぎ込んでいて、水辺を利用した公園が多いです。
名港トリトン(名港三大橋)のライトアップがとてもきれいです。
人口・住宅平均地価
主要施設
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