地域分析天白区
昭和50年2月に昭和区から分区独立して誕生した名古屋市の中で一番新しい区です。
かつてはのどかな農村地域でしたが、土地区画整理事業による優良な宅地の造成と道路の整備や地下鉄と市バスの公共交通網の整備により平針住宅、島田住宅、相生山団地といった大規模な集合住宅や、多数のマンションなどが立ち並ぶ住宅地域として発展してきました。
区の中央部を横断するように天白川が流れ、河川敷の「天白川緑地」では四季を通じて散歩を楽しむ人々が訪れます。
区の南西部にある相生山緑地では、緑地内の雑木林などで自然とふれあうことができる「オアシスの森」が整備されました。
区の南東部にある荒池緑地は、早春には「しだれ梅まつり」で賑わう農業センターを有する約60ヘクタールの豊かな自然が残る緑地です。
毎年区民まつりが行なわれる「天白公園」は、区内でも規模の大きな公園で、里山を活かしつつ親しみやすい公園として整備されています。
天白区の歴史
明治39年(1906年)、四つの村、平針村・植田村・弥富村(中根を除いた地域、現在の昭和区の一部を含む)・島野村から現在の天白区の前身である天白村が誕生しました。
「天白」という名称は、この地を北東から南西に貫流する「天白川」からとって名づけられました。天白川という名称は、下流の流域に天白社が祀られていたことによります。
緑区鳴海町に「字天白」という小字名があり、昔の東海道の天白橋のすぐ東の土地です。そこに天白社があったといわれています。天白社には天白神が祀られており、中部地方を中心に全国で122の天白社があります。
この天白神が祀られている場所は、大きな川の下流や海岸が多いため、河川の暴流を防いで田畑を守る神であり、街道を行く旅人を怒涛から守る神でもあったといわれています。
区民の声
自動車を保有している人が多いです。
ホテルなどの宿泊施設がありません。
子どもなどの若い世帯が多いです。
人口・住宅平均地価
主要施設
- 観光
- 経済